YUKAI

Works 2021 > 株式会社ゆかい15周年企画1dayイベント 「あたらしい時間」ポスター

池田晶紀 出演
クリエイションギャラリーG8「THE ENDING ’23」
大原大次郎+菊地敦己トークイベント 開催

2023年8月26日(土)、クリエイションギャラリーG8「THE ENDING’23」にて開催される大原大次郎さんと菊地敦己さんのトークイベントに池田晶紀が出演します。

みなさまお誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。

クリエイションギャラリーG8「THE ENDING ’23」
大原大次郎+菊地敦己 二人展 トークイベント

日時:8/26(土)7:00p.m.-8:30p.m.終了予定
出演:大原大次郎、菊地敦己、池田晶紀
定員:各40名
参加費:300円(1ドリンク付)
参加方法:トーク当日午後1時よりイベント参加チケットを会場で販売します(定員になり次第販売終了)。
※イベント開催中、ご参加以外の方も展示をご覧いただけます。
URL:http://rcc.recruit.co.jp/g8/related_post/event/20230815_48315.html

ゆかいワークショップ「声に触れる」
“星野概念のメンタルヘルススーパー銭湯 vol.6” 開催

2023年9月9日(土)に、ゆかいワークショップ「声に触れる」“星野概念のメンタルヘルススーパー銭湯 vol.6 ”を開催します。

初めての方も、これまでにご参加いただいた方も、またあらたな気づきや心の声に触れられる機会になれたらと思います。

みなさまお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

<ワークショップ風景>
「主催者からご挨拶。サウナについて、対話について、などのお話が少し」

「最初に、その時の気持ちをカードに書いておく。サウナ後のワークショップで使われます」

「サウナを経て、畳が敷かれた部屋でワークショップ。流れを説明しています。ガッツポーズしているのではありません」

「2人組になって、はなす・きく、のワーク。最初は小さく」

「じっくりはなす、じっくりきく、というのは、やってみると新鮮で、意外と難しいかもしれません」

「徐々に対話を拡げていきます」

「みなで共有した場に、感想や思いを置いていきます。言葉のロウリュ」

ゆかいワークショップ「声に触れる」
“星野概念のメンタルヘルススーパー銭湯 vol.6”

開催日:2023年9月9日(土)
定員:男女 各8名 ※先着順/定員になり次第、受付終了。
料金:6,500円 ※サウナ料金を含みます
講師:星野概念(精神科医)
会場:サウナラボ神田/神田ポート(東京都千代田区神田錦町3-9 神田ポートビルB1F、1F)
URL:https://www.kandaport.jp/
企画:株式会社ゆかい

【タイムテーブル】
13:00〜13:30 入場受付 ※15:30までには受付をお済ましください。
13:30〜15:00 サウナラボ神田のサウナ体験(貸切90分)※冒頭10分にサウナレクチャーあり 
15:00〜17:30 メンタルヘルスワークショップ ※途中、小休憩あり。

【申込方法】Peatixイベントページよりお申し込みください。
https://koe-ni-fureru-06.peatix.com

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「声に触れる」 

ゆかいワークショップ「触れる」シリーズでは、このたび「声に触れる」と題し、精神科医である星野概念さんをゲストに招き、
人のこころの声をテーマとしたプログラムで、サウナと組み合わせたあたらしい形態のワークショップを開催します。

ワークショップのタイトルは、星野概念の「メンタルヘルススーパー銭湯」です。

まだ、あまり知られていないかもしれませんが、サウナの本場フィンランドのかた田舎 にある精神科の病院で 、
オープンダイアローグという 対話をじっくり深めていく実践方法が発祥して、精神医療の世界を中心にじわじわと広がっているそうです。サウナと直接関係するか?はわかりませんが、どこか不思議な縁を感じています。

この治療法というべきか?概念そのものは、これからのこころの声を紐解くヒントになると考えている精神 医療関係者も多くみられます。中でも今回のゲスト、星野さんの考えるこれからの治療、あるいは対話のあり方として、病院という場から飛び出し、
開かれた場でこころの声を聞いていく仕組みをつくることを今後の活動方法の一つとして想定しているそうです。

神田ポートでも、同じようにサウナとの組み合わせで解決や回復へとこころが動く気づきを見出せる場づくりを実験的に出来るようなアイデアを持ち込み取り組んでいます。

ぜひあたらしい試みとしてのこの機会に、内的なこころの声と対話する時間の共有を、参加されるみなさまと一緒に体験していただければと思います。

神田ポートビル クリエイティブディレクター
池田晶紀

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「メンタルヘルススーパー銭湯」 

サウナに触れている時、自分の中からいろいろな声が湧いてくるのを感じます。

「今日は何セットキメようかな」などの実務的な内容から、全くサウナと関連のない連想まで、その声は様々です。
このような自分の中で湧き続ける声は、人と話す時にも生じています。

それらの全てが、言葉になって外に出るわけではありません。なんだかもやもやと湧いてきて、言葉という形にすぐにはならずに漂っているだけのものも多いです。

忙しない日常の中だと、湧いていることに自分でも気づかずに消えていく声もたくさんあるでしょう。

でも、なかなか言葉にならない声の存在、とても気になります。

僕が興味のある対話の実践では、自分の中にどんな声が湧いているのか、普段よりもじっくり、ゆっくりと意識したり言葉にしてみることを目指します。

サウナで緩んだ心身から湧く声はどんな声なんだろうか。

自分の中の声に思いを馳せつつ、他の人が発する声を聴くと、さらにまた自分の中で新たな声が湧くのを感じることでしょう。静かに、無限で複雑。

僕が考える「メンタルヘルススーパー銭湯」には色々な形がありますが、サウナ後に対話的な取り組みをするのは初めてです。ロウリュをしたサウナストーンからくゆる湯気のように湧く声に、そっと触れてみるような体験はきっと、とても緩やかな新鮮さがあるような気がします。

精神科医 星野概念

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【講師プロフィール】
星野概念(ほしのがいねん)
精神科医 など。
精神科医として働くかたわら、執筆や音楽活動も行う。雑誌やWebでの連載のほか、寄稿も多数。音楽活動はさまざま。著書に、いとうせいこう氏との共著 『ラブという薬』(2018)、『自由というサプリ』(2019)(ともにリトル・モア)、単著『ないようである、かもしれない〜発酵ラブな精神科医の妄言』(2021)(ミシマ社)がある。

池田晶紀参加
「だれもが文化でつながるサマーセッション2023」開催

2023年7月29日より、東京都美術館にて開催する「だれもが文化でつながるサマーセッション2023」の展示に、
池田晶紀が参加します。

本展では、QDレーザというレーザ網膜投影技術を⽤いたカメラ用デバイスを使って撮影した盲学校の高校生たちの写真作品と、
QDレーザを実際に体験している様子を追ったドキュメントの写真と動画作品を展示します。

ぜひお越しください。

「はじめてみる」 ©︎Masanori Ikeda

photo:Masanori Ikeda

だれもが文化でつながるサマーセッション2023
会期:2023年7月29日〜8月6日
会場:東京都美術館 第4公募展示室
入場料:無料
URL:https://www.creativewell-session.jp/

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「はじめてみる」

マスクを外して、鼻から下まで、はじめてみる友達の顔。
七月のこの日、盲学校に通う高校二年生のひかりちゃんと三年生の小林先輩は、
少し遠く離れた場所からでも、お互いの顔をよくみて、手を振り、写真を撮る。
そんなはじめての体験をしました。

だれにだってあるはじめての〇〇な体験も、
もしかしたら同じような感動があるのかもしれないけれど、
弱視でボヤけていた景色から、はっきりみえるまでを目の当たりした人は、
こんな表情になるのかぁ〜、と。
ぼくはそんな貴重な現場に立ち会い、その一部始終をドキュメントさせてもらいました。

ふたりが使っている機械の名前は「QD(キューディ)レーザ」と呼ばれる特殊な除き穴で、
カメラの機能を持っていて、ボタンを押すと写真が撮れます。
不思議なことにそのファインダーを覗くとデジタル画像が網膜に直接映像を映し出してくれるモノです。
それを使って、どこに行きたい?とか、何がみたい?と、尋ねながら、試してもらいました。
まずは、教室の軒先にあるベランダに出て、鉢植えで育てている綿の苗や、
向かいのグランドでサッカーをしている高校生などをみることにしました。

彼女たちは、とても真剣です。
それもそのはず、目を大きくあけて覗くと、その先に見えなかった景色がみえるからです。

ぼくは「どお?みえる?」と聞くと、
「はい、みえます。・・・。」と、続けて、
「わたしは普段遠くがほとんどみえないのですが、このズームボタンを押して拡大すると遠くのものまでもみえます」と。

「そーなんだぁっ〜、凄いね!」というと、
「はい」と、うれしそうに答えてくれました。

では、次は何みようか?と、尋ねてみると
「廊下の掲示板がみたいです」というので、
今度は掲示板に書かれた文字や地図などをじっとみていました。

さて、ここで一旦おしゃべりしましょう。と、
今どんな気持ちか?知りたいんですが、せっかくふたりが協力してくれたので、
お互いの顔をマスク外してみてみる時間をつくらない?と提案すると、
「はい、顔がみたいです」と、言ってくれました。
そこからは、時間の許す限り、ふたりは広い校庭に出てお互いの顔を見ながら声をかけて、
写真を撮りあいました。

ぼくは、ふたりの少し離れた距離からみていると、
「撮られることが、少し恥ずかしい。」も、体験しているようで、
相手の顔がよく見えていることがわかりました。
そして「撮ることは、みれてうれしい」の証のようでもあり、
そういう時間を過ごしている姿が、本当に凄いことでした。

この後、ふたりは、出来上がったお互いの顔写真を大きくプリントし、みることになります。
写真は、思い出を思い出す力があります。

今回の展示では、この時の気持ちを写真で振り返り、
言葉にした本人のコメントと写真、それからドキュメントとをセットに、展示空間にしました。

最後に、今回ぼくもふたりをみて教えてもらったように感じたことがたくさんありました。
それは、じっくりモノをみる時間と、はじめてみる行為は、決定的な記憶体験となっていく現場でした。
そしてその姿は、記憶と印象をもの凄い集中力で脳に定着させるスケッチのようでもあり、
目には見えない世界を描くための画家のようでもありました。
つまり、はじめてみるは誰にだっていつもある一瞬だけれど、それは目や眼球でみているのはなく、
脳に焼き付けるような感覚でみているということが、本当にみている景色なんだと思いました。

写真家・池田晶紀